2013年8月8日木曜日

AITLABO 電流伝送プリ 到着。電流伝送作動しました。

貸し出し試聴機の時は電流伝送では高域が無くなり音が詰まって上手くいきませんでした。
その理由は何なのか・・・1週間ほど夢に出てくるくらい、ずいぶんと悩んだものでした。

●手持ちパワーアンプとケーブルとのインピーダンスとマッチング?
0.8Ω大地アースと落とし方の間違いやアースループ?
無い頭かき回し不都合箇所を特定しても要するにプリ以降のケーブル・パワーアンプとアースくらいしか思いつかないんですよね。
もちろん電流伝送がうまく作動しないことをお伝えした作者の角田さんも、変だなぁ~・おかしいなぁ・そんなこと無いんだがなぁと悩むこと・悩むこと。

それでも電圧駆動だけの音だけでも気に入った音だったので、電流駆動は使っている内に問題解決するでしょうとの目論見で購入したものです。

それが、なんと・なんと!。。。あさっりと解決しまして・・・胸のつっかえがスーーーっとしました。 ほんとスッキリ(大笑)

その理由は・・・ディップスイッチの操作でした。前回は2つあるスイッチをONにするところを1つだけONしただけなのでLチャンネルは電圧・Rチャンネルは電流となってしまってたんですね。それですもの、変な音になるわ!

まあ操作当事者の私の単純ミスと言えばそうなのですが、説明書がわかりにくい!そりゃあ、解った後で読めば解りますけど・・・
今回はこんな書き方【内側2個がout1の制御・外側2個がout2の制御】でしたので意味がわからず角田さんへ電話で確認して、やっと左右チャンネルのスイッチが別になっていたんだ! と、理解出来た次第。
説明書作るのもまた別のセンスが必要でそれだけでも一仕事なんですよね~。解らないときは電話で直接聞いたほうがよろしいですね。チャン・チャン。

前置きが長くなりましたが、電流伝送は周波数帯域別のインピーダンスの影響も無くケーブル長や接点の多少の劣化も影響が少ないので、電圧伝送より当然音も鮮度や見通し静けさなどが際立って良くなると言われてます。

実際今回仕様のケーブルは楽器店で求めたm500円のマイク・ケーブル。
バッテリー・プリに使用のケーブルはお安いとは言え他メーカ品でしたらm4~5万円以上はするクオリティの根岸通信のケーブルですがそれでも約20倍。
こんなチープ・クオリティのマイク・ケーブルでも音の差は感じられません。(ま・若干はあるでしょうね・・・グレードアップはそのうち)

ちなみに電圧伝送時にも専用300Ωケーブル使った場合、音量が6dB(音量表示7ステップ分)小さくなります。鮮度等の劣化は気にならないレベルとはいえ、電圧伝送では外したほうがそりゃいいですが、ついウッカリ忘れてそのまま電流伝送に切り替えたら大変。

使えてしまえば電流伝送しか使わないですが、何があるかわからないですから
このプリアンプは常時、300Ω専用ケーブル使用は必須と思っておきましょう。



普段はあまり聞かないクラシック・・・バッハのチェンバロがバイオリンがフルートがチェロがパイプオルガンが何から何まで、腰の据わった低域と調和してああ体に染み入る。。。まだ2日目なのに、こんなに良かったんだと気づかせてくれる音。


続く・・・

2013年8月7日水曜日

AITLABO電流伝送プリ・アンプ 到着。危険につき注意!

当初、お盆過ぎの予定でありました電流伝送プリがなんと発注してから1週間で完成し、8月7日の本日午前に到着いたしました。

急がずゆ~っくり作って下さいとお伝えしていたのですが、せっかちな性格なもんでやり始めたら一気呵成に造ってしまうんですよと自ら仰る角田さんなのです。

もちろん、せっかちと言えどそこはプロ、手抜かり無いのは当然のこと。



何はともあれ、とにかく電流伝送ですから・・・まかり間違ったらパワーアンプとスピーカーはあの世逝き!(すでに・・・経験豊富なベテランの方が不幸に遭われたそう・・・ご冥福をいのります) 細心の注意をしないといけません!!!。(新たにそろえると600万円ですから・・・ホント恐ろし)

まずは蓋を開け、いつもの何ともシンプルで解り難い説明書と訳わからん回路基盤と睨めっこして、5箇所に増えたディップ・スイッチの位置の確認で小1時間。


AITLABOは一般のオーディオメーカー品とは違い角田さんお一人で製造販売というマニファクチャ以前の手工業、いわゆる一般にいうガレージメーカーなのでキット販売品です。

なので製品は自作品ということになり、どんなことになろうと自己責任が基本。

特にこのプリアンプは繋いですぐにスイッチ・ポンで簡単に音が出ると思っているオーディオ初心者や面倒なことが嫌な方は危険なので高みの見物が無難です。(かくいう私も初心者に毛が生えた程度なのです。)



と言うことで、このプリも最後の仕上げの電源と電源スイッチの2箇所のコネクターは自ら差し込み自作キット完成と相成ります。ハハ

でも間違った方向からは差し込めませんので、これは私でも簡単でしたよ。









回路基盤全体の写真ですが右上と下にある青いディップスイッチが電流と電圧の伝送用。

中心にL・Rと印がある右側の青いディップスイチがフォノイコの電流と電圧の増幅切り替え用。

そして左中心より少し上の黒いディップスイッチがフォノアンプ設定・リモコン設定・入力チャンネル用設定用と結構盛りだくさんな内容でして・・・全て確認してみたい私的には大変なものです。

慌てて作業すると、ついウッカリ専用ケーブルを付け忘れてなことになりかねませんから、何度も、しつこいようですが細心の上に細心も注意を怠らずに・・・続きます。