2010年4月24日土曜日

パネル設置実験

飽くなき情熱と行動の方に触発され、リスニングポイント後方をパネルで囲ってみたらどうなるか実験です。

まずはこんな感じ。
予想では厳しく聴こえてくるかなと思っていたのですが、そうでもないですね。

まあ悪くは無いけど??? 特に・・・???
強いて言えば、音のカプセルに入ったような・・・サウンドステージは前に出てくるけど・・・う~~ん。
ヘッドホンで聴いてるみたいな印象ですね。




さらに、囲いを小さくしてみる。
上記の傾向が強くなりましたくらい。
判定結果は当方の後がライブな環境では音のスケールと深みが減少傾向の設置でした。

後方がデッドな環境では有効でしょう。それでも囲いこむ必要はなく耳の高さ以上120cm程度の高さで最低1枚あればサウンドステージを前に出す効果はあると思います。

2010年4月16日金曜日

部屋編・オーディオチェックCDから色々

前回の怖いくらいシビアなオーディオチェックCDに触発され色々やりました。
そのひとつの、
音が真直ぐ上がらないで中心に寄っていく・・・良いんだけど何か?今一なんだよねぇ・・・といったこと良くありますけど、原因が判らん!みたいなことの典型事例かと、一人思っているのです。 壁柱の補強のための普通の部屋にはない天井柱が中心に1本横に2本あるのですが、この影響がどれくらいあるのか今まで判らなかったのが、ものの見事に暴露してしまうこのCDは凄い!!そこでまずは反射を和らげるために布を中心付近に重点的に張替。 良くなったがまだもう少しいう感じです。

次に、上ずりがちな音を下に引き寄せる反射の為のスパイスバーの取り付けもこのように変わりました。 さらに良くなりましたが、もうちょっと!。 (スパイスバーの位置に石のタイル貼ったらいいかも。)

そして、フロントサイドのSPパネルの角度調整です。 広がりを出すために広げていたものを直角に調整したところ、反射をサイド奥に引っ張ってくれて、完璧に音が真直ぐになりました。
書くと簡単ですが、ここまで来るのに数日かかりました。 良かった!!!


これは調整前の開き目の角度です。


スピーカーケーブル編を少々。
2年ほど前に、SPケーブルの良いものを(何が良いのか良く分かりませんが評判の良いメーカーの高いもの?)継ぎ足して使っても良い音になる。という逸品館の記事を目にして、AETのケーブル50cm×4本(メーターうん万円でした)を3500円7mに接続準備中風景。

こういう使い方は絶対に良くないと言われる方が、ほとんどかと思われますが、試してみます。

SP側50cm・アンプ側50cmに継ぎ足し完了。
理由は判りませんが、粒立ち・明瞭度・艶・アタック感・空気感等々完璧に良い音になりましたよ。

2010年4月10日土曜日

部屋編・オーディオチェックCD

先日、takeotさんから頂いたNORDOST(ノードスト)システムアップ&チューニングディスクです。
このようなチェックディスクは何枚か持っておりますが、これはチョット違うのでご紹介。

以前から左の音に違和感と天井布をつけてから狭い感じをしていたものが、トラック11からのテストで明確に判明したのです。
チチチという音がスピーカーの後ろ下から183cm上に上がっていくというテストでは、150cmくらいからいきなり中央に寄って行くのです。
「高さ不足は強い反射が天井からあることを示す。」と、このディスクの説明です。アレ!このディスクの説明おかしくない?っと思いました。
私の経験では、反射は音を引き付ける。と思っていましたが、でもよく考えると反射と言っても色々あります。強い反射と弱い反射・小さな反射と大きな反射等、まとめて言うと反射率ですか?。それと常々感じている対向する面(並行に前後だけではありません。)、に反射物がないと反射としての音は感じられません。
このディスクの説明を「高さ不足は床より強い反射が天井からあることを示す。」と補足していただければ私の意見と一致します。 ちなみに当方の物置の壁・天井はウレタンニスでの全塗装をしていますが、これは反射率を上げるというより、高域を吸音しているラトビアバーチの表面の細かいうぶ毛様の毛羽立ちを抑える意味で、極薄く一度塗りしたもので、要するに内壁全体を本来持っている堅い木の表面状にしただけであり、部屋自体の反射率はほぼ均一です。

以上のように反射の振る舞いを考えると、150cmから音が中央に引き付けられる。というのは反射物が中央にある、ということになります。なるほどSPの上に布。中央に天井梁。ですね。
布を撤去してもう一度テストしましたところ、音が183cm上に真直ぐ上がっていきます。
もうひとつの左のSPの違和感は、このテストで右SPより中央寄りに音が出始めるのが分かります。 フロント側をみると右後ろにサブウーファー、左SP側リスポジ後ろがドアや棚等で右と非対称なんですねぇ。 その他にも18hzから90hzの低域による共振等など興味深いチェックができます。ベストと思い込んでいた響きもこのように怖いくらい厳格にチェックできるCDです。
面白いですよ。お試しあれ。

2010年4月6日火曜日

マイナーチェンジ・部屋編・スパイスバー

前回のスクリーンケースのアップ後、オーディオルーム改築予定の方が、行きつけのオーディオショップ経由で参考に聴かせてほしいという依頼があったもので・・・気になるもんは撤去と作業開始も2.8mの高さから落としてしまい、床の一部破損とスクリーンも当然動かなくなりました。(とほほ!)でもスピーカーに傷がつかなかったことと怪我しなくて良かった。 スクリーンは修理中ですが、これを機にAV関係は全て母屋へ移動させ物置はピュアオーディオ専用とします。




さて、以前にもアップした伊豆の高域大好き鉄人Wさん作スパイスバーです。

アマゾンジュラという比重1の堅い長さ180cmの木材板を約8mm四方にカットしたもので、作者は高域の反射を目的としたものです。

見た目はただの細い棒っこなんですが、効果は大。



これまでにも高域を増やそうとして部屋中ニスを塗った経緯がありますし反射は音を返すと単純に考えていました。でも裏をかえすと音の引き付け効果も同じくらいあるということが、遅まきながら天井へのニス塗装後から実感できました。



低域が足元から腹部その上に密な中域、キラキラした高域は頭上へ抜けるというのが、俗に言われるピラミッドバランスと思いますが、上の反射が増えた反作用でそれらが全体に上に引っ張られ歪なバランスになりました。それを指摘是正して頂いたのがサーロジック村田氏案の天井梁前方上に張った4個の逆山状の布です。

これはこれで良いのですが、好みとしてはやはり音の空間?が狭い感じがなじめません。



ここまででお分かりのことと思いますが、反射のためにスパイスバーというより、上に引っ張られた音を下に引き戻す使い方をさせていただいています。いきなり壁にものを付けたり外したりは出来ませんので、どの部分にどれだけの高さの部材と量が必要か確認する為の指針としての効果は絶大です。もちろん見栄えを気にしないのであればこのままの使用でなんら問題ありませんね。



現在はリスポジから前方の左右壁に高さ90cmを8cm間隔で簡易に両面テープで留めて設置。結果、天井布の山が2個減りました。左右は高さ90cmで確定、これ以上の高さはバランスが崩れます。量を増やす、つまり8cm間隔を4cmに増やすと天井山をなくすことが出来るかも? と楽しみなスパイスバーでした。

2010年4月2日金曜日

マイナーチェンジ・部屋編・スクリーンケース

時系列ということでスクリーンから。


当初5000円で求めた80インチスクリーンをチェーンで吊り下げていましたが、どうせ見るなら120インチという我儘から安いものを見つけたので電動スクリーンを奮発してしまいました。結構苦労して取り付けたものですから2・3日は面白がって見ていました。

今は毎日見るわけでもないので、ただ天井梁についているだけ。目ざわりですな。

おまけに音に悪さするのです。 それはスクリーンケースの振動とスクリーン下の重しのバー。ケースの振動は音を出しているときは判りませんが手で触ってみるとかなりの長時間振動で、重しのバーはしっかり上げてケースに収納すると、音の振動でケースと干渉しカタカタ・ブンブンと激しい音を出します。映画等みているときは映像にマスクされ音は二の次で重しのバーもケースから出ていますので、気がつきませんというか問題ありません。



でもピュアオーディオ時は問題ありです。重しのバーはケースに入れないよう止めておけばいいのですが、ケースの時間の長い振動は音の良いところは打ち消しされ悪いところは増幅で音楽が伝わらなくなります。逆だと渡りに船なんですが。

余計な振動は消すか止めるが一番。 輪ゴムでくくってやれと思いつき・・・でも2.8mの輪ゴム?なんて、あるのかなと、ネットで探してもありません。近いものではゴムのベルトがありましたので、ホームセンターへ買い出し。

苦労してやって見るとゴムの収縮力より重力のほうが大きくて・・・ケースからずれて止まらない。 しょうがないのでそのゴムをテープで固定と少しづつ張っているうちにケースの振動が収まってきました。結局はテープでぐるぐる巻き状態になりました。

たまにしか使わないスクリーンなので本当は取り外したほうが良いのですが、一人で脚立に乗っての危険作業ですので、お聴きに来られた方取り外しとお帰りの際取り付けのお手伝い願えれば幸いです。

2010年4月1日木曜日

マイナーチェンジ・機器編・アンプ

1ヶ月ブログ更新してなかった間のマイナーチェンジ模様です。機器編・部屋編と時系列に順次アップする予定。(予定です(;一_一))


下側が昨年7月に送っていただいた電源別筺体金田式DCプリアンプ。きっかけはアナログが良く鳴ってくれないという私の感想からフォノイコライザーが原因ではないかとDCアンプマニアさんの優しいお心使いで送っていただいたものです。

機器には全く疎い私ですので、DCプリアンプとちゃんと刻印されているのにもかかわらず、すっかりフォノイコライザーと思い込んでおりますもので、本来はこのアンプからパワーアンプへ繋げばよいのに、DCプリアンプから手持ちプリアンプ入力へとひとつ余計な機器を通して出力を落として聴いてんです(-_-;) これですから良く分からないのも当然でしばらくはお蔵入りになっていたものです。DCアンプマニアさん使い方間違いで、すみませんでしたm(__)m。 今年1月の伊豆組襲撃の折、再度接続しなおし現在はメインのプリアンプとして使用させていただいています。

クレルのプリメインアンプとDCプリアンプの比較では、重さで17kg対数百gと圧倒的に小くて軽い。音は鮮度粒立ち解像度が圧倒的に良い、ハイ上がりなアンプにありがちな明るいが下品で平面的な音は嫌いですが、このアンプはそんなところ微塵も感じさせません。機器の構造的な部分については全く判りませんが、ボリュームの抵抗を低く設定されているらしく、電源を入れてからしばらく時間をおいて電圧が安定してからパワーアンプの電源を入れないとパワーアンプのリレーが落ちてしまうのです。特にその後持って来ていただいたブラック筺体のMOS-EFT B級30Wとの接続では、30分ほど時間をおいて電源を入れなければなりません。またボリューム抵抗が低いことでボリュームノブは回しても9時の位置でかなりの音量になりますので、12時位置なんてことはパワーアンプやスピーカーのことを考えると怖くてできないくらい扱いはデリケートな感じがします。もちろん12時位置を試したことはありませんが、私の聴く音量として最大9時位置は適音量なので問題はありません。 しかしアナログプレーヤーとの接続ではゲインが合わないのか音量があまりにも小さく、適音量にボリュームノブを上げるとパワーアンプが落ちてしまうんですね。



このことをDCアンプマニアさんに伝えたところ、再度いただいたのが上に乗せている調整した別のDCプリアンプとなります。MM用のアンプですが、下のものよりボリュームの抵抗を大きくしたものだそうで、たしかにアナログの音量も適正に出ますし、CDその他に切り替えてもボリュームノブは普通に上げることができますが、やはり抵抗を増やしたせいか、音の鮮度粒立ち解像度とも下のものより明らかに落ちるんですね。

したがいまして、アナログも先に送っていただいたDCプリアンプに手持ちのフォノイコライザーを間に入れてCD又はAUX入力で聴いているのがCDより若干落ちますが現状ではベストです。 アナログはモーター・アーム・カートリッジ・ケーブル・アース・設置や調整等々不確定要素が多いので思い通りに鳴らすのは難しく私の使いこなしはまだまだです。



次にこれも金田式MOF-EFT(間違ってないかな)B級30Wパワーアンプと手持ちのマークレビンソン29L50Wとの比較。

レビンソンとは大きさは1/5・重さ1/10くらいというくらい小さくて軽い金田式アンプ、音はどちらかというと中高域よりで力で押して来るより現代的美音系かな?といった感じです。対してのレビンソンは古式ゆかしい力持ちといった感じでしょうか。

大まかにプリアンプは中高域以上・パワーアンプは中低域以下に特徴が出ると私は思っていますので、パワーアンプはウーファーを動かし止める力強さ要するにそのままパワーのあるほうが私としては好みということで、現状のメインアンプは、初代金田式DCプリアンプとマークレビンソン29Lの組み合わせで聴いております。



DCアンプマニアさんへ、お陰さまでこの数カ月プリ2台・プリメインアンプ・パワーアンプ2台・昇圧トランス2台と手持ちフォノイコライザーの聴き比べとても充実した経験させていただきありがとうございました。

結果は以上となりましたので、使用していない機器のプリアンプ・トランス・パワーアンプはお送りさせていただきます。 お気に入りのDCプリアンプはまだ使っていてもよろしいでしょうか? 出来ればずーと置いときたいのですが、よろしくお願いいたします。