2010年12月29日水曜日

本年の締め

オーディオルーム新築(完成ではありません。未だ完成に至っていません。)から早2年4ヶ月になりましたが今年も残すところ2日となりました。昨年の自分のブログをチェックしてみたら、12月は低域の問題から床・パネル・村田氏によるチューニング等等で必死に大改修してました(笑)。


一先ずは満足レベルまで漕ぎ着けたものの、マークレビンソンのパワーアンプのレモピンによる接触不良から20年ほど経った中古のチェロアンプに変更、一週間ほどは自分にとっては最高レベルの至福の音でしたが、残念至極なことに経年変化による不良の為あえなく返品することとなりました。



このときの痛い経験からその後、安定性を求めアキュフェーズA-65を取り入れました。

オーディオ誌等の試聴ではリファレンス的に使われているパワーアンプでして、さすがに良く出来た製品で中高域の解像度や低域の量感といった標準的レベル以上の音、そして機器の安定度や信頼性・操作性も良く安心して使用してますが、4Ωのエリプサを鳴らすには力不足と感じているこの頃です。



コントロールアンプではDCアンプマニアさん作の金田式DCプリのバージョンアップや最高とも言えるバッテリー駆動のプリ等で解像度良く粒立ちのよい表現を得ていまして満足しているものの、やはりパワーアンプの駆動力不足は致命的でコントロール・アンプでは如何ともしようが無いですね。せっかくよいコントロール・アンプなのにウーファーが止まらないので余計な帯域を増幅したり打ち消したりと、これは部屋でもルームチューンでもどうしようもないレベルで、なぜなら同じ部屋と機器位置の条件で50Wマークレビンソン使用時のときのほうがまだ良かったなぁと、だからと言ってA-65が悪いと言うことではなく、これは好みや機器との相性の問題ですが・・・まぁ低音重視の私としては選択ミスでしたね。

今使用のケーブルの長さが片チャネル9mですからアンプをSPの側へ持ってきて太く短いケーブルに変更する手もありますが、そうなるとせっかくせっかくスッキリしたSP間の反射の問題や電源ケーブルの取り回しで床下に潜り作業と言うのも真っ平ですし、ウーファーを駆動するという根本的な解決とはならないでしょう。



上記で部屋でも・・・と書いたどうしようもない床ですが、昨年大変な労力を使って補修した床下もスチール束が緩んできたのか床の振動も気になる。



今だから分かることですが、設計と施工上の土台と大引きの接合部に重大な致命的構造欠陥があります。

一般住宅であれば全く問題にもならないものですが、一応それらとは違い並外れた強度と密閉が中途半端にあるだけに壁天井がのる土台と床を支える柱(大引き)の接合部の問題は重大。少しのミスが部屋全体の共振につながります。この問題は村田氏にも電話でお伝えしたのですが、忙しそうでしたのでおそらく伝わっていないでしょうが、これからテストで作るデモルームで問題解決できるでしょう。

どのような内容かは図面と模型を使ってかもしくは現場でお伝えするしかない無いですが、布基礎に載っている柱(大引き)は910mm間隔(理想は455mm)で基礎にのっているので良いのですが、周りの土台と柱(大引き)との接続の仕方です。ビスやボルトでは音が伝わるのと必ず緩んできますので、音が伝わらず緩まない方法なのです。一般住宅とRC構造の方には関係ない話でした。(悪しからず)



来年もこんなことであいも変わらず好みの低音を手に入れるため格闘する年になるでしょう。

皆様の更なる充実したオーディオライフを願って、それでは良いお年をお迎え下さい。