2017年4月27日木曜日

AITLBO ハイエンドDAC ES9038PRO 200V仕様の感想

さて、100時間エージングも一先ず完了しまして、有機的になってきました。
では感想など。

私のこれまで5年間使っていたものは初代9018でジッターリダクションOFF機能、その後DSDリアルタイム変換機能128256のバージョンアップしたものです。
初代9018から9018S・90182Mそして今回の9038ですから今回4世代目になる。

どのように変わったのかは、内容は以下の通り
1、I/V回路が8回路から16回路と倍増。
2、DAC出力を可変出来るようになった。
3、入力信号がPCMが384kHzまで、DSDが24.576MHzとモンスター級。
4、PCM=>DSDリアルタイム変換はDSD1282565121024となった。
5、リモコンで操作できるようになった。
6、電流駆動可能。

音的には、使っていた初代DACと同じ設定で聴いてみたのだが、まず前に出てくる中域の音圧・押し出し感と前後左右上下空間のサイズのスケールが大きくなった。
それでいて音の間が静かで音数情報量も増えていて、高域も伸びているがこれ見よがしな耳に刺さる刺激性は無い、低域も弾力量感ともに多いと言うピラミッド型バランスの音が第一印象。(初号機からは大分変わりましたね)
低域はタイトでボーカルの口が小さいのが好みな私としては、MODE設定がAFPCからAPCのほうに変わりました。ローパスはファーストと合わせるとより明快になります。

DSDリアルタイム変換が1024まで伸びたので非常に楽しみにしていたのですが、44.1Hz16ビットのCD音原ではよほど録音が良いもの以外は気のせいかな?くらいの変化しか感じられないですな~。
しかしネットオーディオのハイレゾ音源では、その効果はハッキリと大いにありますから、SACD直接入力や音源の確保等で楽しみはこれから更に増えるでしょう。


何も足さない何も引かない、ごく当たり前な自然な音を求めてやまない者として。
価格はローエンドしかし中身はハイエンドのAITLBOのDACは私の手に入る範囲としては最上位の機器かもしれない。